THE Roastery
焙煎について
T&M COFFEEではスペシャルティコーヒーの特徴であるテロワールを表したフレーバーやフルーティな酸味を表現したいと考えています。甘みやマウスフィールも同時に重視しますが、焙煎はこれらのバランスを取る作業であり、最適なバランスは一つではないし、豆によってもそのポイントは異なると考えます。お客様とのコミュニケーションの中でも変化していくでしょう。
使用している焙煎機はギーセン社のW1-Aという機種ですが、非常に多機能でやれることがたくさんあります。よって表現できる範囲も多岐にわたり、常にベターな焙煎を模索していくことになりますので、私達と一緒にその変化にもお付き合いいただければと思います。
焙煎機について
T&M COFFEEで使用している焙煎についてご紹介します。
Giesen W1-A
無骨な姿とは裏腹に高機能な焙煎機、ギーセン
T&M COFFEEではWorld Coffee Roasting Championshipでも使用されているオランダ・ギーセン社の焙煎機を沖縄で初めて導入しました。
この焙煎機には以下のような特徴があります。
- エアーフローコントロール
- ドラム回転数が可変(毎分35回転〜55回転)
- ガス圧を100段階で細かくコントロール
- 焙煎管理ソフトCropsterとの連携
エアーフローコントロールとは排気のスピードをコントロールする機能で、ドラム内で発生するガスや水蒸気、煙などの排出量を一定に保つこともできるし、焙煎の進み具合に応じて変えることもできます。
ドラム回転数を変えることで、ドラムから伝わる伝導熱による加熱とドラム内を流れる熱風による加熱のバランスを変えることが可能となります。回転数を上げることでより熱風式の焙煎機に近づけたり、回転数を下げることでドラムからの熱をより多く使って焼くことが可能になります。
ガスの出力は1%から100%までの100段階でコントロール可能です。上記の機能に加えて細かいガス圧の調整も可能で、焙煎士はおもいのままの焙煎が可能になっています。
スペシャルティコーヒーの世界の大きな特徴に科学との親和性があります。ギーセンと接続して使える焙煎管理ソフトCropsterは1秒単位で温度を記録し、温度上昇率や排気温度上昇率などを示してくれます。それまで色と香りというやや主観的な情報に大きく頼っていた時代から、それらの職人的勘が数字によって補完される時代になりました。いままで気づかなかったような細かな豆の変化もしっかり記録してくれ、豊富な機能とセットになることで、次のより良い焙煎へのフィードバックとなっていきます。
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